オリンピックといえば、聖火(トーチ)を持った有名人などがリレーをしていくことが定番となっています。
様々な人によって繋がれてきた聖火(トーチ)は聖火台に点火し、オリンピックの幕が開かれるという流れになっていますね。
聖火台は東京オリンピックの時のように、固定された大きな台座が聖火台になっていましたが、パリオリンピックでは聖火台が気球ということで大きな注目を集めています。
これまでになかった形での聖火台ということで、世界からは大きな注目を集めているとか。
そこで今回は、パリオリンピックの聖火台の気球が大会中やその後どうなるのか、仕組みや設置されている場所などを紹介していきたいと思います。
パリオリンピックの聖火台は気球だった!
パリオリンピックの聖火台は東京オリンピックの時のような大きな台座ではなく、気球を使用しています。
パリオリンピックの気球型の聖火台は直径7メートルで、地上から約60メートルの高さを浮遊するそうです。
オリンピックの目玉の1つである聖火リレーですが、フランスサッカー界のレジェンドであるジネディーヌ・ジダンさんやオリンピックで9個の金メダルを獲得したカール・ルイスさんなどが登場し、大きな注目を集めました。
数々のレジェンドによって紡がれてきた聖火(トーチ)は柔道でロンドンオリンピックとリオデジャネイロオリンピックで2大会連続で金メダルを獲得したテディ・リネールさんと女子400メートルでバルセロナオリンピックとアトランタオリンピックで金メダルを獲得したジョゼ・ペレクさんの2人によって、気球の形をした聖火台に点火しています。
パリオリンピックの聖火台は実際に炎が付いている訳ではありません。
炎のように見えるのは霧状になった水に光を当て、光の散乱で本物の炎のように見せているそうです。
パリオリンピックの聖火台の気球はどうなる?
パリオリンピックでは聖火台が気球型ということで、これまでにない形と言うことでも大きな注目を集めていますが、気球の形をした聖火台は大会中は空中に浮いたままのでしょうか。
気球型の聖火台がどこに設置されているのかも大きな話題になっています。
気球型の聖火台が設置されている場所についてやなぜそこに設置されているのか、大会中どうなっているのかなどを詳しく見ていきましょう。
設置場所はチュイルリー公園
パリオリンピックの気球型の聖火台が設置されている場所はフランスのチュイルリー公園です。
なぜ、チュイルリー公園に気球型の聖火台が設置されたかというと、この公園はフランスの発明家であるジャック・シャルルさんが水素ガス気球の有人飛行を初めて成功させた場所だからと言われています。
パリオリンピックで使用されている気球型の聖火台にはロープのようなものが公園にある噴水と繋がっているため、固定されているため、どこかに飛んでいく心配もありません。
日中は地上に設置
気球型の聖火台は、パリオリンピックが行われている2024年7月7月26日から2024年8月11日までチュイルリー公園に設置されています。
気球型の聖火台はお昼などは地上に置かれていて、日が沈んでから夜中の2時くらいまで空に上げているそうです。
お昼にチュイルリー公園に行けば、間近で気球型の聖火台を見ることができますし、日没間近に公園に行けば、聖火台が空に上がる場面を見ることができるかもしれません。
パリオリンピックの大会組織委員会から気球型の聖火台を見るためのチケットを毎日1万人の人に提供しているそうなので、現地にいる人は見に行ってみましょう。
パリオリンピックの聖火台の気球の仕組みは?
一般的な気球は風船の下に火を設置し、火力などを調節しながら風船の中の気圧と外の気圧との差を利用しています。
しかし、パリオリンピックの気球型の聖火台は気圧の差を利用しているわけではなく、電気とコンピュータ制御によって管理されていると言われているとか。
今回の気球型の聖火台はオリンピック史上初の燃料を使わず、フランスの電力会社と協力して炎を光と水を組み合わせて演出した近代的な聖火台となりました。
気球型の聖火台は安全を考慮し、ロープが設置されていますが、中継などを見るともう1本ロープがあることがわかりますね。
もう1本のロープは噴水から水を供給するための供給源だと考えられています。
気球型の聖火台は光と水蒸気を組み合わせて燃えているかのように演出しているため、常に水を噴水から供給する必要がありますね。
気球の原理はさっき説明したように空気を温めたり、冷やすことで高度を上げたり、下げたりしますがパリオリンピックの気球型の聖火台は電気やコンピュータ制御を利用して管理しています。
パリオリンピックの気球型の聖火台はコンピュータによって制御されているので、高度の維持や移動、打ち上げが容易となり、着陸させることも難しくないと言われているとか。
まとめ:【パリオリンピック】聖火台の気球は大会中その後どうなる?
今回は【パリオリンピック】聖火台の気球は大会中どうなっているのか、仕組みや設置されている場所などについて紹介してきました。
パリオリンピックではこれまでの地上に設置された聖火台ではなく、気球型の聖火台が使用されています。
パリオリンピックの聖火台は形だけではなく、燃料を使わず、電気と水蒸気を利用し、炎を再現したと言うことでも大きな注目を集めているとか。
パリオリンピックの気球型の聖火台があるのはルーブル美術館の近くのチュイルリー公園にあるそうで、大会組織委員会から毎日1万人の人に無料チケットがはいふされているそうなので、興味のある人は見に行ってみましょう。